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昭和のレトロ食堂

壁に張られた手書きのメニューに簡素なテーブルといす。温かい接客と開店以来、変わらぬ味。チェーン店全盛の時代にあって、人のぬくもりが感じられた昭和の雰囲気を伝える素敵な食堂たちを紹介していきます。

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旧金谷レース工業

金谷レース1

ノコギリ屋根工場の数は日本一といわれる桐生市。240棟余りの工場が現存していますが、その大半は木造。石造りの工場は数棟で、煉瓦造にいたってはこの金谷レース工業の赤レンガの建物が唯一です。桐生のノコギリ屋根工場を代表する存在として知られ、全国の赤レンガ建築番付で「大関」を獲得したこともある近代化遺産です。国の登録有形文化財にもなっています。

老舗の工場として稼働していましたが、繊維業界を取り巻く情勢の厳しさから、ひっそり廃業していました。跡地利用に注目が集まっていましたが、地元のパン屋「ルパン」が土地建物をそっくり買い取り、古くからの雰囲気を生かしたベーカリーレストランとして再生することが決まったそうです。前を通ってみたら、改装がだいぶ進んでいました。

金谷レース2

棟続きの母屋の雰囲気もまた、工場に劣らず実に素晴らしいです。ここがどのような形でレストランとして生まれ変わるのでしょうか。期待が高まります。

2008年4月23日、「ベーカリーレンガ」として再生されました。

旧金谷レース工業
桐生市東久方町1-1-15<地図>
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コメント

やはり使ってこそ

>ルイさん
重ねてのコメント、本当にありがとうございます。

おっしゃるように、特に民間が所有する文化財的な価値のある建物がなかなか周囲が思うように残っていかないのは、「お金が掛かる」というのをはじめ、昔のものだけに現代の快適な住居や工場と比べると、不便さや使い勝手もあって、さまざまな面倒があるからなんでしょうね。

本来は、そうした煩わしさや面倒を補ってあまりある魅力と価値があるのですが、単に所有しているだけでは、やはり維持は難しいでしょう。

私も文化財は使って残すべきと思います。結局のところ、金銭的な負担ばかりが先に立つだけでは残っていけない、逆に経済的な価値を生む形でないと、どうしても無理が出てきます。

ノコギリ屋根工場は本来、織物のための工場ですから、本質的には現業で残っていくのが理想的です。ただ、現存するノコギリ屋根工場の少なからずが空き工場となっている現状からすると、今回の旧金谷レース工場のような再生が今後も望まれることであり、そういう点からも、非常に重要な意味を持つと思います。

もちろん、一市民として建物だけでなく、飲食も楽しみたいと思っておりますよ(笑)

文化財の可能性

>銀ねずみさん
御丁寧なお返事、ありがとうございます。
HPまで見ていただいて光栄です。

文化財の修繕や維持は金銭的な問題や一般の方々にはなかなか理解しにくいことからなかなか難しい問題だと思います。
ただこのブログ拝見しまして、真剣に考え想ってくださっている方も
多いんだと思い本当に嬉しかったです。
今回、このような形で再生させましたのは、
文化財がもっと皆さんにとって身近なものと感じてほしかったのと同時に
商業と文化財がいっしょになることで未来へ維持されていくという
文化財のもつ可能性を示唆したかったためです。

仕事柄、多くの建物を見てきましたが、今回何度も現場い足を運びまして、本当にこの建物の素晴らしさを肌で実感しています。
今回ほどやりがいのあるプロジェクトはありませんでした。デザイナーになってよかったと思います。

建物だけじゃなく、レンガのベーカリーも堪能してください(笑)
地元の田中牛乳(本当に美味しかったです、牛乳嫌いの私が一気飲み!)や
有機野菜・原材料の小麦にもこだわっていらっしゃるとのこと。
アルコールもありますので様々な利用をしていただければ嬉しいです。

23日は私もおります。オープンまであと少し、御期待ください!

ありがとうございます!

>ルイさん
はじめまして。管理人の銀ねずみと申します。
設計をご担当なさった方から、こうしてコメントを頂戴できるとは思ってもみませんでしたので、とても感激しております。

ここは桐生の宝物だと思います。ひと昔前まではこうしたものの価値に重きが置かれないことが多く、残念ながら数々の名建築が失われ続けましたが、時代の変化に加え、地域で地道に活動してきたさまざまな方の努力の結果、今では住んでいる方々の意識もだいぶ変わっているのではないでしょうか。この赤煉瓦のノコギリ屋根を愛している方はたくさんおられますし、このような形で残り、再生されることを市民の一人として純粋にうれしく思います。

ルイさんのホームページも拝見させていただきましたが、ほかにも素晴らしいお仕事をたくさんなさっていらっしゃるのですね。きっと、金谷レースの建物も魅力的なものに仕上がっていることでしょう。23日のオープンですか。拝見するのが今から楽しみです。本当にありがとうございました。

「レンガ」オープンのお知らせ

この煉瓦工場再生を設計デザインしている者です。
ちゃんと地元の方はこの建物を見ていてくれているんだと思い、思わずコメントしてしまいました。
煉瓦工場の中はルパンさんのベーカリーとイートインとしてカフェを併設しています。なるべく既存の本物に使われている煉瓦やのこぎり屋根という建物を邪魔しない、引き立てるようなデザインにしました。ぜひ文化財を身近に感じてもらえばと思います。
また母屋も順次再生させるプロジェクト立案しております。
オープンは4月23日です。中だけではなく、外のオープンカフェではワンちゃんとも楽しめますので、これからの季節に気持ち良く利用してもらえれば嬉しいです。

大変なにぎわいで。

>小山卓治ファンさん
はい。ここは桐生を代表するノコギリ物件ですので、レストランに生まれ変わった後はぜひ一度足をお運びになることをお勧めいたします。天満宮周辺は天候に恵まれたせいか、いつも以上に賑わっていましたね。ひもかわにコロリンですか!小山卓治ファンさんも「桐生の達人」になりつつありますね。

ノコギリ屋根ですね!
今日、久々に桐ヶ岡遊園地&動物園へ出掛けてきました。
天満宮あたりはすごい人でと渋滞でしたね。

時間もなかったので、栗まんじゅうを購入した後、
相老の【ふる川】でひもかわを食べ、
コロリン持ち帰りを買って帰りました。

ぜひ足を

>neonさん
とても素敵な場所ですよ。桐生天満宮からも至近です。
レストランに再生されると、中にも立ち入れるようになるでしょうから、桐生においでの際はぜひ足をお運び下さい。

迷路!

>ほぃさん
母屋は迷路のように広いのですか!
びっくりですね~。外側からは中の広さまでは、なかなか窺い知れないものですから。。。
金谷レースの伝統を引き継いで、営業を続けていってほしいものですね。

素敵です!

ほんとに好いですね、うっとりするほど素敵です~。
さすが桐生は、奥が深いですなぁ。
やっぱり1日2日では見きれませんね。

そっかぁ。。。

ここは、まだ付き合いがある友達の実家。
迷路みたいな母屋が懐かしいです。

はい~

>GG-1さん
勿体なかったですね~。ここは母屋もとっても素晴らしいのです。
桐生はなかなか侮れませんでしょう?
おっしゃるように、テラコッタタイルに丸窓の組み合わせは流行だったのでしょうかね。多分、GG-1さんもご覧になったであろう旧松岡商店の建物など、桐生にもいくつもそういう物件が見受けられます。

お久しぶりです^^

>でしさん
あ、ご無沙汰しておりました。
パン屋さんには金谷レースのよき伝統をきちんと引き継いでいってほしいですよね。

此処にも丸窓が~

うむむ
桐生に行った際に此処は
のこぎり屋根だけかと思って見に行っていないぞ
ちょいと後悔
テラコッタタイルに丸窓ってのはこの当時の流行なんでしょうか

なつかしきお嬢様

五十路をこえても自分のなかでは永遠のあこがれです。
『目をとじると あの日のままさぁ~』
(浜田省吾の気分で....)byハナタレおやぢ

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銀ねずみ


ようこそおいで下さいました。
管理人の銀ねずみです。
ここではタイトルに掲げた「昭和レトロ食堂」
を中心に、戦後の経済成長の波にもまれながら
も昔のままの姿をとどめる建物やまち並みも
紹介します。私の住む群馬県桐生市は織物の
街として栄え、戦災も免れたため、ノコギリ
屋根工場(製織のため、天井に採光窓を持つ
個性的な外観の工場)をはじめとする近代化
遺産が数多くあります。ここでは桐生に軸足
を置きつつ、各地のレトロを取り上げます。
戦前に製造されたウランガラスなど、趣味の
ことも記していきます。

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