昭和のレトロ食堂

壁に張られた手書きのメニューに簡素なテーブルといす。温かい接客と開店以来、変わらぬ味。チェーン店全盛の時代にあって、人のぬくもりが感じられた昭和の雰囲気を伝える素敵な食堂たちを紹介していきます。

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パリー食堂(秩父市)

パリー食堂外観1

秩父鉄道の御花畑駅を下り、秩父神社へと続く参道沿いにあります。管理人主観では、あまたあるレトロ食堂の中でも第一級の存在です。ずっと足を運びたいと長らく願っていましたが、ようやく叶いました。

パリー食堂外観2

建物の正面は平坦で、窓周辺の造形が美しいです。中央部には金色に燦然と輝く「パリー」の文字。これぞ正に金看板です。

パリー食堂プレート

パリー食堂は国の登録文化財に指定されており、出入り口のわきに誇らしげにプレートが取り付けられています。その説明文によると、元々の名称は「カフェ・パリー」。建築は昭和2年。木造2階建て鉄板葺きの建物です。

パリー食堂ショーケース

ショーケースはいかにも大衆食堂のそれ。風格ある店舗とのミスマッチが絶妙で、とても面白いです。

パリー食堂入り口

出入り口上部のアサヒビールの赤い看板と紺色の「パリー」の暖簾の組み合わせが実にいいです。

パリー店内1


パリー店内2

店内は往時のカフェの雰囲気をそこかしこに残しつつも、気取らない食堂として機能しています。

パリー扇風機

天井には、これもレトロ食堂の定番である扇風機が取り付けられています。

パリーメニュー

「献立表」と書かれたメニューも味があります。オーソドックスで特別変わったものはありませんが、どれもレベルが高いです。

パリー焼肉丼パリーオムライス

焼き肉丼やカツカレーの肉は厚みがあり、ボリューム満点です。オムライスはバナナもついて、おしゃれに盛り付けられています。中のチキンライスもお肉がごろごろしています。注文した品を一度に出すご主人の手際の良さにも脱帽です。

パリーどんぶり1パリーどんぶり2

特筆すべきなのはどんぶり。ふたと側面にひらがなで「ぱりー」と白抜きで文字が入っています。とってもお茶目です。思わず持って帰りたくなりました。

パリー鳥居

敷地内には何故か祠があります。

最寄り駅である御花畑駅には蒸気機関車C58「パレオエクスプレス号」が停車します。始発は熊谷駅。お出掛けの際は、SLに乗って行かれることを強くお勧めいたします。昭和レトロな気分がさらに高まること、間違いなしです。

パリー食堂
秩父市番場町19-8<地図>
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コメント

はまみ様、コメントをいただいておりましたのに、返事もなく本当に失礼いたしました。パリ―食堂のご主人の相変わらず鮮やかな腕前が文章から思い出されました。本当にすみませんでした。

パリー食堂

先日念願のパリー食堂に友人と5人で行きました~♪
3種類のメニューを頼んだのですが銀ねずみさんの書かれた通り、一度に出てきました☆友人の人形作家カタカタさんが個展を近くの西瓜堂カフェギャラリーで行うことになったのですが秩父の町は魅了される場所がいっぱいで新しい発見ばかりです

そうでしたか!

>曙町育ちさん
骨董市があった日ですから、1日にお見えになったのですね。
あの日はまちが大変にぎわっていましたね。私は忙しくて、骨董市はほとんど見られませんでした。
パリー食堂にも行かれましたか!栗まんじゅう、ふくふくぎょうざ、志多美屋と楽しんでいただき、光栄です。
桐生は食堂だけでなく、寿司屋も鰻屋も魚屋も、それに今はだいぶ減ってしまいましたが、しばらく前までは喫茶店も多いまちでしたが、そうやって食文化が発展したのはきっと、織物で富んだ時代が長かったからだと思います。

銀ねずみ様
話しは長くなります。
3年前秩父の夜祭にバスで行ったときから古い町に魅了されました。
再訪を願ううち貴殿のブログにめぐり合わせていただき、ご紹介の店をこっそり楽しませてもらいまして
07年秋に二度目の秩父入りを果たしました。
教科書どおりにパリーではカツ丼を。

そしてこの度は念願叶い桐生に日帰りで。
メインの目的である天満宮の骨董市と買場市。あとは本町通りだけでしたがざっと見学しましたよ。古いリキュールガラスやデザートの食器が好きで見て廻ってます。こづかいで可能なら買いますが。

栗まんじゅう、ふくふく餃子(おいしかった!)と肉ボールGET。
まるしん篤亭のみつまめとカツサンド、ちべん菜館のシュウマイと肉まん。
手作りスモークチーズときのこ館の麺つゆ。これらは買場市にて購入。
ウチヤマの甘いものも味見出来て満足し、
同行者たちと志多美屋さんで厚切りソースカツ丼などをいただきました。

桐生は日帰りでは諦めなくてはなかないところが多すぎではないですか。
次回のチャレンジを気長に待っていてくだされ。それにしても食堂が多い街なのはなぜ?

ぜひ!

>korotyanさん
ぜひぜひ足を運んでみてくださいね。とってもいい空間です。
お店自体は建物はそのままに、今はカフェではなく食堂として営業しています。このミスマッチ感がたまらないですよね。

これはすごい!カフェという形態のお店が秩父にあったなんて!
秩父にはいまだ行ったことはありませんが、これは見に行ってみたくなりますね。
丼のぱりーの時も強烈、カフェなのに丼!いつからメニューがあるのでしょうね?

はじめまして。

>オーライタローさん
こちらこそ、はじめまして。お越しいただいて光栄です。
作品、じっくり拝見させていただきました。
パリー食堂は秩父市の宝だと思います。私が言うのも何ですが、ああいった物件をちゃんと文化財指定した市にも喝采を送りたいです。小池煙草店もすごいですよね。あの一帯は本当に素晴らしいです。
今後ともよろしくお願いいたします。

はじめまして。タテモノ展にお越しくださりありがとうございます。秩父出身の家人に連れられて、数年前に初めてパリー食堂を見たときは驚喜しました。文化財の銘板は新しいのでしょうか。全然知りませんでした。斜め向かいの小池煙草店ともども、残って欲しいタテモノです。

すごいでしょ?

>neonさん
はい。ここは私の中でも横綱級のレトロ食堂です。
建物の風格と佇まい、食堂らしさ、食器の面白さ、もちろん料理の味、どれをとっても申し分ありません。ぜひぜひ、お出掛けになって見て下さい。画廊にいらした方にも拙ブログのことをお話しいただけるとのこと。大変うれしいです。

本当に

>ウシ君さん
ここはずっと前から目をつけていたところで、私としては念願叶った感じです。参道沿いはそこかしこに昔の匂いが残っていますよね。今回は往復SLに乗ったので、御花畑での滞在時間が限られたので、再度ゆっくり足を向けようと思っています。
松村甘味食堂、それに参道のレトロについては実は拙ブログでも紹介を予定しております。私もパリー食堂で食事をし、松島甘味食堂でお茶とお菓子という組み合わせがベストだと思いますね。どんぶりは本当、お金を出して譲ってもらいたいくらいでしたが、こういうものはやはりお店にあってこそ、とも思います。

追伸

こんばんわ。

良く見ずに書いてしまいスミマセン。
「パリー食堂」・・・国指定なんですね、凄いです。
それからHPは、お勧めは間違いで>お薦めが正しいです。
せっかちがバレバレです(汗)。
それからあのドンブリ最高ですね~、
有料でもいいから譲って貰いたい一品です(笑)。

すごいすごい!

これはすごいですね!オーライタローさんの画の、あの中はこんなふうなんですね!で、メニューもお皿も何ともかわいいし、素敵です。あ~これは是非行かなくちゃ。すばらしいレポート、堪能です。今日画廊でタローさんの画を見ている人には、このブログのことを宣伝いたしますです!

銀ねずみさん、おはようございます。

「パリー食堂」、行かれたんですね。
私も2年位前、一度行きましたよ~。
確か建物は市の文化財か何かに指定されていたと思います。
外観も風情も素敵ですよね、以前カフェだったかも・・・。
あの姿が残っているのは奇跡的かも知れません。
秩父の旧市街は古いパン屋や酒屋、喫茶店もありナカナカです。
以前、あの辺の中心地として栄えた残像ですね。
人気の観光地ですが、街めぐりをする人は少ないみたい。
琺瑯看板は無いのが残念ですが、散策してほしい街です。
又、あの近くの「松村甘味食堂」もオススメです。
よくある伊勢屋タイプの食堂ですが、懐かしい食券をおばさんから買うタイプ。
私が投稿している「埼玉県北部お勧めのマイナー飲食店」という
HPに出ていますので、良かったら覗いてみて下さい。
パリーで主食>松村でデザート・・・最高の食べ歩きコースかな?。

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銀ねずみ

銀ねずみ


ようこそおいで下さいました。
管理人の銀ねずみです。
ここではタイトルに掲げた「昭和レトロ食堂」
を中心に、戦後の経済成長の波にもまれながら
も昔のままの姿をとどめる建物やまち並みも
紹介します。私の住む群馬県桐生市は織物の
街として栄え、戦災も免れたため、ノコギリ
屋根工場(製織のため、天井に採光窓を持つ
個性的な外観の工場)をはじめとする近代化
遺産が数多くあります。ここでは桐生に軸足
を置きつつ、各地のレトロを取り上げます。
戦前に製造されたウランガラスなど、趣味の
ことも記していきます。

画像や文章の流用は固くお断りします。