昭和のレトロ食堂

壁に張られた手書きのメニューに簡素なテーブルといす。温かい接客と開店以来、変わらぬ味。チェーン店全盛の時代にあって、人のぬくもりが感じられた昭和の雰囲気を伝える素敵な食堂たちを紹介していきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

共益会館(足利市)

共益会館1

桐生市のお隣り、足利市のメインストリートに平行して走る路地沿いに建つ洋風建築物です。建設は何と明治期。これほどの威容を誇りながら、どういう訳か、あまり知られた存在ではありません。文化財にも指定されていないようです。

共益会館6


共益会館2


1階で昔から営業している亀鶴本店のご主人によると、建設は明治33―4年。地元のお大尽たちが当時の金額で3万円という大金を出資し、共益会という団体を組織して建立しました。当時は足利市内の西洋館はこの共益会館と市役所、それに足利織物協同組合の三つだけだったということです。3階建てで最上階はダンスホール、2階は貸館として用いられ、かつては大変な賑わいをみせたものの、現在ではどちらの階も全く利用されていないとのこと。修繕などの維持管理がなされていないため、特に3階は雨漏りが酷く、鳩の住み家になってしまっているそうです。何と勿体ないことでしょうか。

共益会館3


共益会館4


共益会館5


細かな部分の造りも凝っていて、実に見事です。天井の梁に用いられた材も大変に重厚で、特殊な工法による基礎も非常に頑丈にできているのだとおっしゃっていました。このまま朽ちていくのだとしたら、本当に惜しいです。

共益会館
足利市通三丁目3525<地図>
スポンサーサイト

コメント

本当に。

>neonさん
本当にここは惜しいですよ。
ここを初めて見たとき、最低でも登録文化財くらいにはなっているだろうと思いきや、どうやら所有団体が文化財になるのに消極的なのが原因らしいです。何でもかんでも保存せよとは申しませんが、足利のためにもここは壊してはいけない場所だと思います。
ここはneonさんの作品の雰囲気にもぴったり合うと思いますよ。

うわ~これは

これが野ざらし状態になっているなんて、なんてなんて口惜しいことでしょう!すばらしい意匠ですのに。ここを借りて展示などできたら素敵だと思います。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://syouwa.blog54.fc2.com/tb.php/255-067af794

 | トップに戻る | 

分類

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

銀ねずみ

銀ねずみ


ようこそおいで下さいました。
管理人の銀ねずみです。
ここではタイトルに掲げた「昭和レトロ食堂」
を中心に、戦後の経済成長の波にもまれながら
も昔のままの姿をとどめる建物やまち並みも
紹介します。私の住む群馬県桐生市は織物の
街として栄え、戦災も免れたため、ノコギリ
屋根工場(製織のため、天井に採光窓を持つ
個性的な外観の工場)をはじめとする近代化
遺産が数多くあります。ここでは桐生に軸足
を置きつつ、各地のレトロを取り上げます。
戦前に製造されたウランガラスなど、趣味の
ことも記していきます。

画像や文章の流用は固くお断りします。