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昭和のレトロ食堂

壁に張られた手書きのメニューに簡素なテーブルといす。温かい接客と開店以来、変わらぬ味。チェーン店全盛の時代にあって、人のぬくもりが感じられた昭和の雰囲気を伝える素敵な食堂たちを紹介していきます。

異国調菜芭蕉

芭蕉外観1

五十番と同じ糸屋通りに面し、通りを挟んだほぼ反対側に建っています。昔から多くの方に愛されている非常に有名な店で別格の扱いを受けています。

芭蕉外観2

開店は昭和12年。ビルマ大使館の調理人だった方が雪国の出張小屋に用いられていた材を使い建設したのだそうです。桐生の地で没した坂口安吾や南川潤らも足繁く通ったといわれています。かつて画家の棟方志功が店の壁いっぱいに絵を書き残していったのですが気に入らず、店主が一夜で塗りつぶしてしまったという逸話も残っています。

芭蕉店内

厚い一枚板でできたテーブルや椅子が持つ古い木の質感、黒光りする柱、素朴な土塀が醸し出す店の雰囲気は素晴らしいです。増築が繰り返された店内はとても複雑な造りで、2階部分に2―4人掛けの席が複数あります。1階も客席になっているほか、奥には座敷もありますが、全ての席を利用した経験が管理人はないので、正確にどのような席がいくつあるのか詳しくは存じません。

芭蕉の呼び鈴

客席には呼び鈴がついているのですが、これが大変面白いです。席ごとに違うものが下がっていて、鈴だったり、あるいは鐘を叩くタイプだったり、はたまた古民具風のものだったりします。違う席に座りたくなる楽しさがあります。

芭蕉の絵馬

店内のあちこちにはたくさんの民芸品が並んでいます。特に壁面を埋める絵馬は圧巻で、目を奪われます。

馬小屋かリー

メニューが洋食が中心で、一品料理を含めてとてもたくさんの種類があります。名物はカレーで、印度カリー(850円)と馬小屋カリー(800円)の2種類。これは馬小屋カリーで味は辛口です。

桐生にお越しの際にはぜひ一度足を運んでいただきたい、強い存在感を放つ個性あふれるお店です。

異国調菜芭蕉
桐生市本町五丁目345<地図>
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コメント

お久しぶりです!

>弟子さん
大変お久しぶりです。以前に比べると更新が超々スローになったので、もう見捨てられてしまったかと思いました。
そして、せっかく久しぶりにコメント下さいましたのに、お返事が遅くなり本当にすみません。
お知り合いが新メニューを版画でつくっていらっしゃるのですか!すごいですね。
11月の再開までもう少し。私も今から志功の絵と生まれ変わった芭蕉を見るのが楽しみなんですよ。

新メニュー表

知人が昔の版木でバレン片手に
奮戦中とのことです。

お返事遅くなりました。

>ちよこさん
お返事が遅くなりすみませんでした。
前から興味があったので、私も楽しみなんです。
お近くにお住いだったら、いつでも見に行けますね!
11月から営業再開だそうですが、しばらくは混雑するでしょうね。
今後ともよろしくお願いいたします。

はじめまして

通りすがりで失礼します。
棟方志功が描いたといわれていたその絵、先日ついに見つかったそうですね!!

でも私はここに行ったことないんです。自宅のすぐそばなんですが^^;
こんど行ってみようかと思います。

はじめまして。

>やじさん
ようこそおいで下さいました。初コメントありがとうございます。マフィンマンさんのサイトからいらして下さったとのこと。うれしいです。
遡ってのコメント、全然OKです。芭蕉を気に入っていただけたようで、何よりです。またぜひ、桐生にいらして下さいね。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

行かせて頂きました

初めまして
マフィンマンさんの所から流れてきました
さかのぼっての投稿への食いつきで申し訳ございません

以前より拝見していて 一度は訪ねてみたいと思っていましたが
この度思い立って訪ねてみました
良い雰囲気でしたね~~又行きたいと思うところですね!
そして芭蕉以外にも 良さそうなところがいっぱいあって 又訪ねたいですし
季節が良くなれば なんとか自転車でも・・・と考えています

これからも 素敵な食堂の発掘楽しみにしております

駐車場

>小山卓治ファンさん
駐車場はですね、「あるらしい」のですが、すみません、場所も台数も分かりません。多分、多くても2―3台分だと思います。車で来られるのだとしたら、近くにある量販店の駐車場にちょっと止めさせてもらうとかの方が無難かもしれませんね。

ぜひ行って見たいです!

旨そうですね!存在はしってましたが、未だ食べに行ってはいません。
駐車場はどんなですか?2、3台とかだとなかなか…

はいは~い。

>弟子さん
ええ、遅まきながらの紹介です。
本当に素敵なお店だと思いますよ。
太陽亡き今となっては、糸屋通りは五十番と芭蕉に頑張ってもらうしかありませんね。

何と言いますか…

>源公さん
はい。芭蕉は仰るとおり桐生の名所だと思います。
拙ブログでの紹介が遅くなった理由もそこなのです。
「有名だから、別にいつ取り上げてもいいな~」と。自分の中で取り上げたい気持ちになるまで、あえて取り上げなかったのです。
随分前のことですが、ここで友人たちと食事をしていたら、猫が私の膝の上に乗ってきました。ちょっとびっくりしましたが、うれしかったですね。でも、猫があんまり好きじゃない人や衛生面に気を使う人は、ひょっとしたらあまり歓迎しないのかもしれません。

ついに登場

なつかしいですね。桐生で「よそいきカレ~」がたべたくなると
いまでもここか「ぽけっと」でなやみます。

やっと取り挙げて下さいましたね。

ここは桐生の名所の一つ、といってもいいくらい。
どーして今まで取り上げられていなかったのだろうかと思ってたくらいでした。
このような佇まいで洋食屋なのが面白いんですよね。
昔こちらの店主の方(ギョシンさんと仰ったかな)のところへ私の伯母が版画を
習いに行っていたと聞きました。
レジで貰った店頭風景の描かれた和紙の版画を職場の机上に飾っています。
階段のそばで寝ている猫の姿は見ていて微笑ましくなります。

やはり

>neonさん
ひょっとしたらneonさんは昨年こちらにいらしたときに行かれたのではないだろうかと、まったく根拠はないのですが、何となくそう思っておりました。hiroさんからのご紹介でしたか?
何度行っても飽きない、本当にいいお店です。私も友人が来たときは必ずと言っていいほど、ここに案内しています。

行きましたよ

昨夏、桐生に行ったとき、夕飯を戴いたのがここでした!
何だか鬱蒼とした?たたずまいにまずびっくり。で、中は古材を駆使した趣あるつくりでまたびっくり。2F席に家族4人で座れ、くつろぐことができました。お食事もなかなか個性的で美味しかったです。

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銀ねずみ

銀ねずみ


ようこそおいで下さいました。
管理人の銀ねずみです。
ここではタイトルに掲げた「昭和レトロ食堂」
を中心に、戦後の経済成長の波にもまれながら
も昔のままの姿をとどめる建物やまち並みも
紹介します。私の住む群馬県桐生市は織物の
街として栄え、戦災も免れたため、ノコギリ
屋根工場(製織のため、天井に採光窓を持つ
個性的な外観の工場)をはじめとする近代化
遺産が数多くあります。ここでは桐生に軸足
を置きつつ、各地のレトロを取り上げます。
戦前に製造されたウランガラスなど、趣味の
ことも記していきます。

画像や文章の流用は固くお断りします。