昭和のレトロ食堂

壁に張られた手書きのメニューに簡素なテーブルといす。温かい接客と開店以来、変わらぬ味。チェーン店全盛の時代にあって、人のぬくもりが感じられた昭和の雰囲気を伝える素敵な食堂たちを紹介していきます。

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金善ビル

金善ビル本町のランドマーク、金善ビル


桐生市を代表する近代化遺産の一つです。大正15年の建築とされ、市のメーンストリートである本町通りに面しています。大正ロマンの雰囲気を漂わせる見事な造形です。

鉄筋4階建てで地下まであります。かつては屋上に木造の5階部分があったそうですが、老朽化したため、取り壊されています。それにしても、現代ならともかく、80年も前にこれほどのものを建てたことは驚きです。この建物は戦前に巨万の富をなした「金善輸出織物」という会社の出張所として、贅の限りを尽くしてつくられました。同社の本宅兼事務所も堤町というところに、ほぼそのままの形で残っています。こちらも白亜の素晴らしい邸宅です。
金善ビル店内1階と地下はおしゃれなカフェに再生


金善ビルは戦後GHQに接収され、昭和のなかごろまでは野村証券桐生支店として使われていた時期もあります。数年前までは地下から4階までの全部が空き家になっていましたが、現在はすべて埋まっています。このうち、1階と地下はおしゃれなカフェになり、多くの人たちが集う場として生まれ変わりました。2階は焼酎バーとして使われています。
野村証券桐生支店


実は縁あって、野村証券時代の「閉店しました」の告知板がいま、私の手もとにあります。ちょっとしたお宝ですね。

金善ビル
桐生市本町五丁目345<地図>

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銀ねずみ

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ようこそおいで下さいました。
管理人の銀ねずみです。
ここではタイトルに掲げた「昭和レトロ食堂」を中心に、戦後の経済成長の波にもまれながらも昔のままの姿をとどめる建物やまち並みも紹介します。
私の住む群馬県桐生市は織物の街として栄え、戦災も免れたため、ノコギリ屋根工場(製織のため、天井に採光窓を持つ個性的な外観の工場)をはじめとする近代化遺産が数多くあります。ここでは桐生に軸足を置きつつ、各地のレトロを取り上げます。
戦前に製造されたウランガラスなど、趣味のことも記していきます。