色ガラスの誘惑
復活宣言をしながら早くも半休止状態となっておりますが、ご容赦下さい。
それには一応理由がございまして、実はいま、管理人の頭の中は9割がた「色ガラス」のことで一杯なのです。
我が家では昨年来、リフォームの計画が持ち上がっておりまして、家族の間でどういう家にするかを長らく話し合ってきました。それぞれに求める方向性が異なりますので、ときには意見の対立もあったのですが、住宅エコポイントの恩恵も受けたいし、何より大幅に直さないと今後の生活に支障をきたすということで、新たな間取りなどで議論を重ね、ようやく実施することが決まりました。
衣食住全般にわたってレトロをこよなく愛する管理人としては、このリフォームは念願を成就する唯一無二の機会です。ここで意見表明をしないわけには参りません。
「要所に色ガラスを用いた家にしたい」
戦前の洋館の如き雰囲気に少しでも近づけたいと、いたって真剣に主張したのですが、管理人以外は実用性を重視していて、居住性を高めることに予算を掛けたい方針なので、当然反対に遭いました(まぁ普通はそうだろうと思います)。甚だ酔狂だと自覚はしていますが、簡単に折れるわけにはいきません。粘り強く交渉した結果、最後は理解を示してくれて、「ガラスを自分のお金で手当てするのなら認める」ということに。それで、この数カ月の間、少ない蓄えから昔のガラスを集めることに奔走していたのでした。
本当は壁面や窓に小川三知のような作風のステンドグラスの大作をあしらいたいところなのですが、アンティークを購入するにしても作家さんに注文するにしても、予算が全然足りないので断念。比較的低予算で実現でき、施工も容易なドアを中心にプランを練ることにしました。はじめはアンティークのドアを購入して取り付けるつもりだったのですが、新築ならともかくリフォームですので、現状の開口部にぴったり合うものを探すのは極めて難しい。まず無理です。「だったら古いガラスを使って合うドアをつくろう」と、板ガラスや小ぶりのステンドグラスを集めることにしました。
収集したガラスを紹介します。



これらはプレスで模様の入った色ガラスの板。一番右のは同柄の無色ですが、実物はうっすら水色がかっています。


この2種類は無地の色ガラス板。どちらも窓として使われていたものを建具の状態で購入しました。残念ながら、窓のままだと使い道がないので、分解してガラスだけ再利用します。


どちらもレトロ板ガラスの代表格。左がダイヤガラス。右がモールガラス。管理人はダイヤガラスが大好きです。


頑張ってステンドグラスも手に入れました。左は現代のものですが、アールデコな雰囲気とたくさん色が入っているところが気に入っています。右は正真正銘の国産アンティーク。上部の花のデザインと琥珀色のダイヤガラスがポイントです。


ペアのステンドグラスで100年くらい前の英国製。ガラスが厚くしっかりした造り。一対のドアに使います。

これは3色の色ガラスを使った建具。冒頭に紹介したプレスガラスと同じガラスが使われています。画像では小ぶりに見えるかもしれませんが、幅が1.3メートルもあります。少し傷んでいるので修理が必要です。階段の踊り場の壁面に入れ込む予定。きっと日光を透過して、きれいなことでしょう。

窓として利用されていた建具ですが、わが家では居間のドアの上の欄間になってもらいます。

これらのガラスを使ったドアの完成予想図はこんな感じです。画像加工ソフトを使って、管理人が自分でデザインしてみました。ノブや引手は真鍮で統一してクラシックな感じを出すつもり。今から完成が楽しみです。イメージ通りに仕上がるといいな。
それには一応理由がございまして、実はいま、管理人の頭の中は9割がた「色ガラス」のことで一杯なのです。
我が家では昨年来、リフォームの計画が持ち上がっておりまして、家族の間でどういう家にするかを長らく話し合ってきました。それぞれに求める方向性が異なりますので、ときには意見の対立もあったのですが、住宅エコポイントの恩恵も受けたいし、何より大幅に直さないと今後の生活に支障をきたすということで、新たな間取りなどで議論を重ね、ようやく実施することが決まりました。
衣食住全般にわたってレトロをこよなく愛する管理人としては、このリフォームは念願を成就する唯一無二の機会です。ここで意見表明をしないわけには参りません。
「要所に色ガラスを用いた家にしたい」
戦前の洋館の如き雰囲気に少しでも近づけたいと、いたって真剣に主張したのですが、管理人以外は実用性を重視していて、居住性を高めることに予算を掛けたい方針なので、当然反対に遭いました(まぁ普通はそうだろうと思います)。甚だ酔狂だと自覚はしていますが、簡単に折れるわけにはいきません。粘り強く交渉した結果、最後は理解を示してくれて、「ガラスを自分のお金で手当てするのなら認める」ということに。それで、この数カ月の間、少ない蓄えから昔のガラスを集めることに奔走していたのでした。
本当は壁面や窓に小川三知のような作風のステンドグラスの大作をあしらいたいところなのですが、アンティークを購入するにしても作家さんに注文するにしても、予算が全然足りないので断念。比較的低予算で実現でき、施工も容易なドアを中心にプランを練ることにしました。はじめはアンティークのドアを購入して取り付けるつもりだったのですが、新築ならともかくリフォームですので、現状の開口部にぴったり合うものを探すのは極めて難しい。まず無理です。「だったら古いガラスを使って合うドアをつくろう」と、板ガラスや小ぶりのステンドグラスを集めることにしました。
収集したガラスを紹介します。



これらはプレスで模様の入った色ガラスの板。一番右のは同柄の無色ですが、実物はうっすら水色がかっています。


この2種類は無地の色ガラス板。どちらも窓として使われていたものを建具の状態で購入しました。残念ながら、窓のままだと使い道がないので、分解してガラスだけ再利用します。


どちらもレトロ板ガラスの代表格。左がダイヤガラス。右がモールガラス。管理人はダイヤガラスが大好きです。


頑張ってステンドグラスも手に入れました。左は現代のものですが、アールデコな雰囲気とたくさん色が入っているところが気に入っています。右は正真正銘の国産アンティーク。上部の花のデザインと琥珀色のダイヤガラスがポイントです。


ペアのステンドグラスで100年くらい前の英国製。ガラスが厚くしっかりした造り。一対のドアに使います。

これは3色の色ガラスを使った建具。冒頭に紹介したプレスガラスと同じガラスが使われています。画像では小ぶりに見えるかもしれませんが、幅が1.3メートルもあります。少し傷んでいるので修理が必要です。階段の踊り場の壁面に入れ込む予定。きっと日光を透過して、きれいなことでしょう。

窓として利用されていた建具ですが、わが家では居間のドアの上の欄間になってもらいます。

これらのガラスを使ったドアの完成予想図はこんな感じです。画像加工ソフトを使って、管理人が自分でデザインしてみました。ノブや引手は真鍮で統一してクラシックな感じを出すつもり。今から完成が楽しみです。イメージ通りに仕上がるといいな。
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ウランガラス青被花切子ジョッキ

ウランガラスに青色ガラスを被せ、美しいカットを施した吹きガラスの取っ手付きジョッキです。管理人が所蔵するウランガラスの中で群を抜いて珍しく、最も気に入っている大切な宝物です。国産ウランガラスの切子は本当に稀な存在。いつの日か手にすることが夢だったのですが、強く願い続けたお陰でしょうか。運良く入手することができました。この逸品を手に入れたことで、気が済んだと申しますか、ウランガラスの収集にひと区切りつけることができました。心が満たされたということなのでしょう。

管理人がこの品を入手後しばらくしてから、日本のウランガラス(里文出版)という書籍が出版されました。取り寄せたところ、びっくりしました。巻頭の1ページを使い、全く同じジョッキが紹介されていたのです。きっと著者の方にとっても大切な品物なのでしょう。そのお気持ち、とてもよく分かります。

書籍の解説では「底部のみウラン」とあるのですが、お譲りいただいた方の説明では総ウラン。ブラックライトで発光させると、底だけではなく口の先まで全体が強く輝きますから、後者が正しいと思われます。とにかく変わったジョッキですので、市販品ではなく特注だったと推察されますが、果たして一体何客あったのでしょうね。2客だけか、それとも5客や6客揃いだったのか…。いずれにせよ、その中の1客がいま手許にあることが、管理人にはとてもうれしいです。ずっと大事にしていきます。
金釜が復活

2008年の6月末に惜しまれながら閉店した金釜が何と、22日から復活しました。とても驚きました。ここがなくなってしまったのはショックだったのですが、まさか営業を再開してくれる日が来るなんて…。本当にうれしいです。
拙ブログに再開の一報をまる様と「関係者」様より頂き、夜のみの営業から昼のみに変わったとのことで、雨の中、初日に馳せ参じました。

メニューは釜飯から海老と玉子が姿を消したものの、看板メニューの盛り込み、鶏一口揚げ、茶碗蒸しは健在。この三つさえ揃っていれば、管理人はもう何も言うことはありません。どれも閉店前と変わらずおいしく、感激いたしました。情報をお寄せくださったお二方には本当に感謝申し上げます。
営業時間は午前11時半から午後2時半まで。末長く続いてほしいです。木曜日が定休日です。
昭和のレトロ食堂も、本日より再開いたします。
第3回クラシックカーフェスティバルin桐生が開かれます

国立大学の群馬大学工学部キャンパスを会場とする第3回クラシックカーフェスティバルin桐生が2日に開かれます。
過去2回を大幅に上回る250台の車両がエントリーしたとのこと。小さな子ども向けの絵画コンテストなども予定されているそうで、よりたくさんの人が楽しめる内容になっているようです。
時間はこれまでと同じ午前10時から午後3時。最後は本町通りを往年の名車たちがパレードします。
必見です!
このイベントは終了いたしました。